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マダガスカルから見えてきたアフリカの貧困

 川底から素手で砂を採取している男性
 
 私はこの南半球世界一周の旅行でアフリカの現実を知ってとてもショックを受けました。
同時に何も知らず脳天気に自然の中にいる珍しい動物を見たいと思った旅でしたがその動物たちも後何年生存しているかわからない現実を知ったのです。

マレーシアからシンガポール、モーリシャスを経て昨年の12月13日に私はマダガスカルに上陸しました。
あのユーモラスなワオキツネザル。お腹に赤ちゃんをしがみつかせて陸を横跳びしている映像に魅せられてツアーもそのキツネが見れる保護区訪問を選びました。

マダガスカル。アフリカ大陸の東側にある島。島といっても日本より大きい島。
私はマダガスカルを自然豊かで森が多くこの島にしかいない希少動物にあふれたとても素敵な国と思って楽しみに上陸したのです。

選んだツアーはトアマシアという港街からバンガラ運河を3時間もボートに乗って保護区に向かいました。
そのボートに乗って川岸に住む人々の暮らしを知ることになったのです。
川岸にいくつもの小さな集落が目に入ります。
その集落に住む子供たち。ちょうど土曜日で学校が休みとのことで川辺で泳いだりして遊んでいるのですが、その人数の多いいことにびっくり。奥の森の中に椰子の葉でできた小さなお家が10家ほど見えます。その家は電気も水道ももちろん下水も何もありません。子供たちは小さい子は真っ裸。女の子はワンピースのまま泳いています。男の子はパンツだけ。小さな集落なのにあまりに人数が多いいので私はこの子たちが大人になったら仕事があるのかしらと心配になりました。
いくつもの集落を通り過ぎました。ある集落に来たらボートを運転していた男性が小瓶のビール瓶を泳いでいる子供たちに向かって2本投げたのです。ワーと歓声を上げ大きな男の子数人が泳いてそのビンを取っていきました。
あの小瓶を何に使うのかガイドの方にお聞きすると、山羊のお乳を入れるビンと教えてくれました。

そして、大人の人の仕事も目にしました。
丸木舟に乗って素手で潜り川底の砂を採っています。この写真がその様子です。そして街に売りに行くようです。セメントの材料になるようですがいくらで売れるのでしょうか。また、炭を積んでる丸木船、乾燥させて束ねたヤシの葉を乗せてる船も目にしました。どの船も櫂で漕いでいます。

農地や燃料にするため90パーセントの森が失われているそうで後10年もすると森がなくなり、希少動物が絶滅するかもしれないといわれているそうです。あのワオキツネ猿は森が無くなったため仕方なく平地を横跳びして次の森へ行くのだそうです。

私たちがとまったロッジのホテルもほとんどヤシの葉を使っていますがそれなりにホテル並みの設備がされていました。
電気は自家発電なので夜長くは使えません。お湯は大きな釜でマキで炊いていましたのでシャワーも長くは使えませんでした。
食事は果物やら羊の肉やらそれなりに豊かな食事が出ました。

一泊して次の日、ヤシの葉でできた小さな家が集まっている集落も見学できました。
数人の女の子が輪になって手を打ち合って遊んでいます。遊び道具が何もないので工夫してこんな遊びをしているのだと感心してみていましたが足元に籠があるのに気が付きました。彼女らは私たち観光客に物乞いをしているのでした。

この集落に小さな学校がありそこも見学できました。黒板以外は何もありません。
「こんなとこ見学するのなら日本にあふれている鉛筆やノートを持って来れば良かったね」とみんなで話たのでした。
この集落にはゴミがありません。本当に貧しいとゴミも出ないのだと納得。だってペットボトルもないのですから。

もちろん貧富の格差があり街に住んでる子供たちは靴を履いてる子供もいました。街の商店街で買い物をしていると10歳くらいの女の子が両手を差出しつこく物乞いをしてくるのです。1ドルがポケットに入っていたので手に入れてあげました。すると1ドルを見た女の子が「きぁー」喜びの大声を上げたのです。えっーたった1ドルなのにそんなにうれしいのかとこちらがびっくりしました。

マダガスカルはフランスの植民地でした。独立運動で独立したあと内戦やクーデターが続き2013年に新しい政府が出来これから国作りが始まるようですが世界の最貧国といわれ国民の一日の生活費が1ドルから2ドルと言われています。

旅行社からマダガスカルでは絶対に水道の水は飲まないようにと言われ気を付けていたのですが、船に戻ってほとんどの人が下痢を起こしました。私も水様便が二日ほど続きました。熱は出ないので大腸菌かなにかの感染だと思うのですが良く考えてみると水道水で歯磨きなどをしたのがいけなかったと思います。
この後、やはり内戦が17年も続き国が壊れてしまった世界最貧国の一つモザンビークの様子を目にしました。
街がゴミであふれていました。仕事がないらしい大勢の若者たちが昼間から街にあふれていました。

先日私はある婦人団体の要請で「壊れているアフリカ諸国とガタルカナル訪問報告ー南半球世界の旅より」という演題で講演をしました。
そのためにいくつもの文献やインターネットでアフリカのことを調べて準備をしまた。
色々知ることになり、今アフリカ各国に起きていることに本当に心を痛めています。

今、アフリカに必要な援助は政府に資金援助するのでなく(ほとんどの政府が私服を肥やすために使ってしまうとか)一人一人が継続的に自立していけるような指導と手助けが必要とされているとのことです。




 
 

 
| 今村 洋子 | - | 20:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
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